my favorite jazz cd

you and the night and the music

開高健とJazz

Posted by starraney on   0 comments   0 trackback

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開高健記念館入口。
開高健とJazzなんて何の関連があるのだと思うだろうが、「もっと遠く」「第十一章 旅路の果て」にプリザヴェーション・ホールにおけるキッド・トーマスとスウィート・エマ・ブラウンの印象が記してある。
ちょっと長いが引用させていただく。
「昨夜のトーマスじいさん、今夜のエマばあさん、二人とも正面から堂々と"生"に立ち向かい、最後の一滴までしゃぶりつくしてやるぞ、ド、ドのドンづまりの絶息のその瞬間まで吹きつづけてやるぞ、弾きつづけてやるわよの気迫、ありありとうかがえた。それでいて従容とし、淡々としていて、妄せず、執していない。たかがジャズとバカにしてはいけない。ここにアーティストの生きざまがある。みごとな生きざまがある。来たるべきものがすでに到着している私ではあるけれど、この二人の風貌と姿勢を見ていると、うたれる。いじらしさに眼があやしくうるんでしまった。この旅行で私が泣いたのはあとにもさきにもこの時だけであった。」
あとは古書で探して読んでいただきたい。
書くまでもないが、凡百のジャズ評論家では感じ取れない、書けないだろう。