my favorite jazz cd

you and the night and the music

Trio in Tokyo/Michel Petrucciani いわしげ孝を読みながら

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漫画雑誌ビッグコミックが創刊されたのは確か1968年。深夜ラジオでいきなり「ウルセェ!!」との罵声、それがビッグコミックの宣伝だったという記憶がある。その後ビッグコッミクは同様な雑誌を派生させてきた。
それらの雑誌で連載初めから読んだ漫画で記憶に未だ鮮烈に残っているものが二作ある。
窪之内英策「ツルモク独身寮」
いわしげ(このときは岩重)孝「ぼっけもん」
窪之内英策は高知、いわしげ孝は鹿児島、どちらも南方、あっ、明治維新の原動力となった連中を輩出したところですね、どちらも。
現在の若い人には通じないかもしれない清秋の、「ぼっけもん」は特にその熱と毒、性にも真剣に、何十年かぶりに読み返してみるともうたまりません。自分も若くなってしまったような気がします。作品についてはブログに熱心にアップしている方が二名ほどいらっしゃるので、それはさておいて。
いわしげ孝の遺作「上京花日(じょうきょうはなび)」を読み始めたんですわ。
書店を舞台とした話なんですが、それを読んでいるうちに何故か無性にTrio in Tokyo/Michel Petruccianiを聴きたくなってきたんです。それもただ一曲、「Home」、Steve GaddもAnthony Jacksonもどちらも退屈なリズムを刻み続けるんですが、それがPetruccianiのピアノを最高に引き立てる。
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PetruccianiのCD、映像はほとんど全てあるけれど、この「Home」は一押し。

Michel Petrucciani 1993

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今何かと話題の「美味しんぼ」、初めの頃は面白いと思ってみたけれど、とても変。夫婦が山岡さん、栗田さんと呼び合ったり、毎夜のごとく料亭で食事したり、食材は超高級なものばかり。新聞社員ってのは高給取りなんですな。
食文化、食の安全、てなことを言いたいんだろうけれど、やはり変。

「味いちもんめ」って漫画もあるけれど、一回数千円もするような食事を毎夜のように常連のサラリーマンがやってくる。
考えられない。

知り合いの高利貸しの親父が茶飲み話に言っていたけれど、サラリーマンが月に何度も飲みに歩くってのは悪いことをやっているからだよ、って。だろうね。

まっ、これらは作者の願望なんだろう、貧しい自分としてはそう思うことにしよう。


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Michel Petrucciani 1993,Satin Dollで手拍子の合わない聴衆を自分のリズムに引き込む。
深夜、これを見ていると深みに引きずりこまれる。
晩年のPetrucciani は凄みにあふれている。

こんな映像があれば、贅沢な食材はいらない。ただお酒があればよい。

この映像、残念ながら国内で市販されていないようだ。
でも、探せば手に入れられるのだ。

情熱のピアニズム

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前に、フランス輸入盤でこの映画を観たけれど、なにせフランス語は原書を辞書引き引き一冊読了した程度なので十分に理解できなかった。
それでもPetruccianiは伝わってきた、フランス語のわからない人に見せたけれど、その中身は十二分に伝わった。

字幕で自分の思い違いも訂正することができた。(字幕が正確に内容を伝達しているとしてだが。)

たいてい、洋画に邦題をつけた場合、陳腐、内容とかけ離れた、全然違う、などそんなもので配給会社のセンス、見るものを見下したタイトルのつけかたを感じるものだがこれはま、良しとしよう。

既出の映像もいっぱいあるけどれ観るべき作品だろう。(non stop travels のほうが好きだが。 )

購入するなら特典映像つきにした方がいい。

他のDVDで観ることのできる演奏だが、画質がいい。
Petrucciani を観たことも聴いたこともない人がこれを観たらPetrucciani 中毒になること間違いなし。

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文章の冒頭を一時下げないのは故意にやっていること。

自分の部屋が2階にあるため、CDをかけたまま中座し、階段をあがって部屋に戻ってくると、ドアを開けた瞬間に1970年代のジャズ喫茶に飛び込んだ感覚を呼び戻される。

東京で初めて連れて行かれた憧れのジャズ喫茶というものは池袋1Jazz Kiss だった。洒落た雰囲気など微塵もない、それでもこれがジャズ喫茶というものかと十分に思わせる、陰毛髭を生やした小汚そうなお兄さんが安物のコーヒーカップに出し置きの珈琲を煮詰めたマズイものを持ってくるのだった。確か、埼玉銀行の隣のビルの狭い階段を上がっていったと思う。
姉妹店だろう、駅の反対側にはJazz Bed という店もあった。どちらも怪しげな図柄のマッチ箱だった。
インターネットで調べてみたら、そのオーナはゲイで、同じく運営する骨董品店の従業員に殺害されたとか。
そんなこともあったんだ。
年取ったものだから過去のことがどんどん思い出されてくる。それも不正確に。


HMVのページを見ていたら大好きなPetruccianiの見たことのないアルバムが。饒舌なPetruccianiが堪能できる。

このアルバムのことではないが、前回書いたRoy Hargrove のDVD,モンテス・コールマンのドラムス、最高にいいよ、聴いてみて、見てみて、だ。

The Manhattan Project

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メインはWAYNE SHORTER なんだろうが、SHORTERはエレクトリック楽器と一緒にやると全くつまらない演奏をする。4ビートだとイキイキとした演奏をする、本人も自覚していたんじゃなかろうか。

Michel Petrucciani はこの頭の禿げだしたころからどんどんいい音を聴かせてくれる。人は何かを失わけれ科何かを得ることができない。髪の毛のことじゃないよ。

Rachelle Ferrell いいね、以前ブルールーノートのオムニバスLDでこの枯葉の演奏がとても気にいった、今じゃRachelle Ferrell もブヨンとしたおばさんになってしまって、まともなジャズも歌わないおばさんになってしまったけれど、このころはこの際どさを超えたらどんなヴォーカリストになるんだろうかと期待させてくれたものだったが。

優秀なジャズメンはみなお金になる安易な道に走るか、自己陶酔の道に走るか、聴衆もまた、この筆者も含めて何もわかっていない、ただぶつぶつ言うだけの隠居人で終わってしまうのか、ジャズに未来はないようだ。